ニキビのクレーター跡について
青春時代から大人まで、老若男女問わない天敵「ニキビ」。
赤くポッチリ腫れるビジュアルが気になる事は勿論、痛みも最悪、そして何より嫌なのがニキビが治っても色素沈着でシミになってしまったり、ニキビの出来ていた場所がクレーター肌となり穴が開く事です。肌の奥深くまでダメージが進行してしまっているクレーター肌はニキビ跡に凹凸ができてしまった状態で、治りにくい上メイクでも隠せません。
「え?でもお肌ってターンオーバーで古い皮膚は排出され、ニキビ跡は無くなるんじゃないの?」
そう思いますよね。しかし、そもそもお肌のターンオーバーは、肌の表皮や表面上でしか行われません。
ですのでニキビを無理に潰したり、爪で周囲の皮膚を傷つけてしまうと、肌の奥にある真皮層にまでダメージが進んでしまい、それが跡になってなかなか消えにくくなるのです。
しかしニキビが必ずクレーター肌になるわけではありません。厄介なクレーター肌になってしまう原因に、元からアレルギー体質でニキビをつぶして悪化させてしまったことによる皮膚の陥没によるクレーター。 またニキビができると、その部分の傷を補修しようと、肌内部のコラーゲンが働き出します。その補修作業の経緯でコラーゲンが減少し、へこみ部分がクレーターのようになってしまう場合があります。
そして男性に多いのが、もともとの肌質のキメが荒く硬い方などはクレーター肌になりやすいです。
意外な事に肌が硬い方の方がお肌にダメージを受けやすく、ダメージを受ける事でお肌は強化されさらに肌が硬くなります。
その硬くなったお肌が委縮することで、クレーター状の凹凸ができやすくなります。
ニキビができてしまった場合、クレーター肌になってしまうと簡単には治せません。
ですのでニキビは初期のうちに正しいケアをし、悪化させない事が大切です。